特別な階級です

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特別な階級です


その昔、最も人気のあるボクシングの階級といえばヘビー級でした。
ロッキー・マルシアノ、ジャック・デンプシー、モハメド・アリ、ジョージ・フォアマン、マイク・タイソン。
ヘビー級はボクシングの華で、真のチャンピオンはヘビー級チャンピオンのことでした。
ですが今のヘビー級はほとんど人気がありません。
マイク・タイソン以降、誰の目にも最強だと思わせるボクサーが現れていないからです。
ボクシングに詳しい人間からすると、強い選手はいくらでも挙げられるでしょう。
だけど本当に凄いチャンピオンというのは、ボクシングに詳しくない人でも知っていないといけないのです。
今は完全に軽・中量級に人気を奪われています。特に中量級は人気です。
マービン・ハグラーやトーマス・ハーンズがいたミドル級黄金期を経て 、今でも人気の高い階級です。
村田諒太選手が注目されているのも、彼がミドル級だからです。
日本人にはほとんど手の届かない階級と言われ、歴史上でチャンピオンになったのは竹原慎二さんただ一人。
もし村田選手がチャンピオンになれば、日本ボクシング界の歴史が変わります。
でもどう頑張っても、日本人でヘビー級のチャンピオンは出て来そうにありません。
ミドル級でも竹原さんただ一人なのに、それ以上の階級となると、この先も難しいのではないかと思います。
ヘビー級は他の階級とは一線を画す腰背痛、特別な階級です。
なぜならヘビー級より上の階級がないので、ヘビー級チャンピオンになるということは、世界最強のボクサーになるのと同じことだからです。
どんなに強いライト級のチャンピオンでも、歴史に名を残すようなミドル級チャンピオンでも、ヘビー級のチャンピオンには敵いません。
ヘビー級の世界チャンピオンは、まさにボクシングの世界を代表するボクサーなんです。
そのヘビー級の人気が落ちるというのは、寂しいことです。
マイク・タイソン以降、誰でも知っているようなボクサーは生まれてきていません。
もちろんヘビー級だけがボクシングじゃないけど、でもヘビー級が盛り上がらないというのは寂しいです。
いつの日か再びモハメド・アリやマイク・タイソンのようなボクサーが出て来るのを願います。
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