と私がへろりと言
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と私がへろりと言
「明日は銀座の『ORIGIN』に来るといい。そこは、ここよりももう少し広いし、きっと君が気に入る雰囲気だと思うよ減臀」
そうRに言われたし、私もそのつもりだったので、翌日はダンカンダンスの後のワークショップで疲れていたけれど、再度ミロンガに足を運んだ。今度は泊まっているホテルから徒歩で行けたので便利だった。着いてみたら前日に知り合った女性Iさんが一人で座っていたのでほっとした。彼女の隣に落ち着きしばらくダンスフロアを眺めて気づいたけれど、雰囲気は更に気取ってレベルが高いという感じだった。まず、女性の質がいい。皆上手いだけでなく、恐ろしくスタイルがよくセクシーなドレスが似合う背が高い人が多い。
「あぁ、そうね。インストラクターの趣味なのよ」
そう隣の彼女に言われて納得するところがあった。インストラクターは決して全ての人平等に優しいタイプではなく、いわば『生徒を選ぶ』タイプの人かもしれないと思わされる所があった琴行。
昨日最初に話しかけたまるぞりの白人がやってきてぽつねんと一人で座っていたから、彼の隣に滑り込んでいろいろ話をした。そして、昨日のインストラクターの彼は、銀座のカルティエのイベントでショーをやってからこちらに来るのだと教えてくれた。情報では彼が主催する最後のミロンガということになっていたけれど、アルゼンチンに帰国する訳ではなく、別のビジネスに転向するらしい。「あ、burnt outしたのね」と私がへろりと言ったら「その通り」と男も頷いた。
そのインストラクターに限らず、サンフランシスコの数々のインストラクター達にもよく見る現象。情熱を感じて始めたタンゴインストラクターの仕事だけれど、繰り返し繰り返し教えているうちに燃焼しきってしまい、人と接するのさえ疲れてしまう。そうなると、顔見知りの友人とは話しても、あえて新しい人に気を使って話をしたりすることさえ面倒臭そうな態度になる。その彼の印象がまさにそれだった旅遊團購。
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